実習候補生は“会議”を勉強していました
2020年3月、スカイプによる面接で奈良県の介護老人保健施設に合格した、介護技能実習候補生のA君。
他の来日を控えた候補生と同じく、現在のコロナ禍が明けて、一日も早く来日できる日を心待ちにしながら、日本語学習に励んでいます。
《日本語学習では難関の漢字にも取り組んでいます》
ある日、A君から 私【参照:当組合の日本語教育(コロナ前と後)】宛にこんなメッセージが届きました
A君:『先生、毎晩2時間、日本語と会議のことを忘れないように勉強するようにしています❗』
私:『(“会議”ってなんの会議だろう?) …ひょっとして“介護”のことを“会議”と間違ってない?』
A君:『スミマセン❗そうです、“介護”です❗』
【注:このような間違いは日常茶飯事ですが、サラっと流したりはせず、一つ一つ指摘して修正してあげることが実習生・候補生の日本語能力向上のために役立ちます】
そんなA君ですが実は料理が得意で、時々、自分が作った料理の写真を送ってくれたりします。
色々なフィリピン料理を作りますが、得意料理は「アドボ(Adobo)」。”アドボ”とは”漬け込む”という意味の言葉で、フィリピンの代表的な家庭料理です。豚肉や鶏肉を甘酸っぱい味付けでニンニクを効かせて煮込みます。ある意味、フィリピンで一番有名な料理かもしれません。
《↑写真のものは「チキンアドボ」で、ある日のA君の夕食でした》
見た目はちょっと「濃ゆい」感じがしますが、お酢+ニンニクで「健康的」といえば「健康的」な料理(笑)
来日を果たした際には、ぜひ、日本でも得意の「アドボ」を作って下さいね、A君 (T)