2021.06.09

技能実習生の寮と寮生活における指導、注意ポイント

こんにちは。 

ケアネットワーク協同組合の元木です。

(↑注:動物占いは『黒ひょう』です)

今回は「技能実習生の寮と寮生活における指導、注意ポイント」というテーマです。

先日の記事【外国人介護技能実習生を受け入れる寮の留意点(一番大切な設備とは)】では住居(寮)に関する規定や寮に備えるべきモノに関して等に触れました。今回は寮選びや技能実習生が寮に関して本音ではどのように感じているのか、受入れ事業所や監理団体としてどのような点に注意して指導すべきか等を取りあげます。


【寮選びのポイント】

介護に特化した当組合の場合、技能実習生を初めて受け入れる事業所様が多く、受入れに際して、初めて寮を用意(≒アパートや借家を借りて頂く)するケースがほとんどです。寮選びに際しては、

できるだけ通勤しやすい場所、スーパーなどの利便施設が近い物件を考慮

して頂きたいと思います。(面積の規定等をクリアしていれば、事業所が既存で所有する寄宿舎や寮も利用可能です)


【寮に関する技能実習生のホンネ】

先日の記事でも触れましたが、寮に関しては【実際の運用においては「6畳(約11㎡)程度の居室に実習生2名が寝起きする」というパターンが多い】のですが、日本人の感覚だと「(実習生仲間とはいえ)他人と同室で寝起きする」ことに抵抗感があると思います。外国人技能実習生の場合、出身国や実習生本人の境遇にもよりますが、母国において大家族で住んでいる場合が少なくないので、同室に関しての抵抗感は比較的低いです。また、採用前の面接の場でも誤解等を防ぐ意味でも「実習期間中は実習生仲間と同室で同居になりますが大丈夫ですよね?」とハッキリ意思確認をしています。また、大家族で住んでいる場合が少なくない影響でしょうか、ほとんどの技能実習生は料理・掃除・洗濯等の家事全般が得意です。


【寮生活におけるルール化】

共同生活を送る技能実習生の寮生活には、ルール(掃除当番、消灯時間、冷蔵庫の中の管理etc.)が必要になってきます。大抵は口頭でのルールですが、場合によっては書面で明文化することもあります。自分の立場を知る技能実習生のほとんどは決められた寮のルールを守りながら生活します。

ただ、ルールを守っていても、多少のトラブル(例:扉の閉める音や夜中の電話など)は起きます。が、そこは話し合いがとても大切になってきます。話し合えば、たいていのことは解決します。


【寮生活への指導の重点ポイント】

また、寮がある地域住民の方々とのトラブルを避けるためにも寮生活への指導で必ず押さえておきたいことは「騒音」を控える心構えとルールに沿った「ゴミ出し」の徹底です。

「騒音」に関しては、実習生仲間やSNSを通じて知り合った同郷の友人などを多数呼んで、夜遅くまで盛り上がってしまうことがありがちです。

「ゴミ出し」に関しては、地域で決められた分別や曜日を守らずに出してしまいます。

これは、日本では問題となる「騒音」や「ゴミ出し」に関して、外国人技能実習生にとっては母国ではあまり気にすることがなかったため悪気は無く、なかなか問題意識を持ちにくいケースです。

外国人技能実習生にとって、入国すると、業務(実習)はもちろん日常生活で覚えることや注意しなければならないことが山積みです。どれが一番大切か優先順位をつけることはなかなか大変ですが、「騒音」と「ゴミ出し」に関しては口を酸っぱくして注意喚起して、外国人技能実習生に意識付けすべき事項です。


【最後に】

外国人技能実習生にとって日本での生活は慣れない異国でわからないことや慣れない事ばかりなので、受入れ事業者や監理団体の職員は、事細かく指導や注意喚起を行っていかねばなりません。ただ、忘れてはいけないことは、外国人技能実習生は「実習生」という立場ではあるものの、ほとんどは立派な成人であり、母国で社会生活を送ってきた人達です。また、様々な意見はありますが、現在の日本において、技能実習を含む外国人人材は、もはやその存在を抜きにしては我々の社会生活がなり立たないほどの重要な役割を担っています。

そんな彼/彼女たちに対する指導や注意喚起は、くれぐれもこちらからの一方的なものにならないようにしつつ、

相手に対して敬意を持ちながら、互いに充分、理解・納得できるようなかたち

でおこなうように努めましょう。

 

私たちケアネットワーク協同組合は「介護人材に育つ環境づくりのお手伝い」を合い言葉に、これからも組合員事業所様を最大限にバックアップして参ります。

よろしくお願いします。(M)