2021.07.26

【一時保留します】技能実習や特定技能で入国した外国人が使うスマホに楽天モバイルはいかが?

こんにちは。 

ケアネットワーク協同組合の元木です。

(↑注:本日は研修受講のため一日中大阪市内の会議室にカンヅメです)

本日は『技能実習や特定技能で入国した外国人が使うスマホに楽天モバイルはいかが?』というテーマです。


【寮のWi-Fi環境だけでは物足りない?】

少し前の記事《外国人介護技能実習生を受け入れる寮の留意点(一番大切な設備とは)》でも『無線LANでのインターネット環境(以下 Wi-Fi)はとても大切です』と力説しましたが、技能実習生(や特定技能で入国した外国人)の場合、寮においてはWi-Fi環境があるのは当然となっています。ただ、寮の外で彼/彼女たちが自分のスマホを利用するとなると、(日本で利用できるSIMやモバイルルーターを持っていないと)コンビニや公衆Wi-Fiを探さなければなりません。どうしても不便を感じてプリペイド式のデータSIMを購入したり、日本の通信会社(多くは格安SIMを扱うMVNO)と契約したりする実習生もいます。


【オススメの通信プランを独断で提案してみます】

実習生等から「費用は自費で構わないから寮の外でもスマホが使いたい。」と希望された場合、どの会社のどのプランをオススメすれば良いか考えてみます。
回線品質でいうとdocomo、au、SoftBankといった有名どころの三大キャリアが安心ですが、大容量プランとなると結構高額の料金設定になっています。また価格優先で回線品質は若干(かなり?)落ちる格安SIMを扱うMVNOがありますが、現在は非常に多くの事業者が進出して、百花繚乱(もしくは『どんぐりの背比べ』?)の様相を呈しており、どれを選んで良いのか、正直迷うところです。じっくり眺めて比較検討すれば、各社一長一短あって、

スマホの使い方によってピッタリのプランは人によって異なります。(完)

…ただ、そうなると、本日のblogはここで終わってしまいますので、あえて個人的な視点でひとつ提案させて頂きます
2021年7月26日現在、私(元木)が『技能実習や特定技能で入国した外国人が使うスマホにオススメする通信プラン』はズバリ、
楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI(ラクテン アンリミット シックス)です。


【楽天モバイルとは】

楽天モバイルは開業当初は格安SIMを扱うMVNOとしてスタートしましたが、2020年より、docomo、au、SoftBankと同じく、自前の回線網を持つMNOとしての事業をスタートしました。派手な宣伝をいろいろな媒体でおこなっているので、ご存知な方も多いかと思われます。


【オススメする点】

私が「楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI」をオススメする理由はいくつかありますが、以下に列挙します。
① 最大無制限で使える料金プラン
月々の料金は使用したデータ利用量によって変化しますが

0GB~1GB 無料
1GB超過後~3GB 1,078円
3GB超過後~20GB 2,178円
20GB超過後~無制限 3,278円

の4段階です。あまり使わなければ安く、無制限に使っても3,278円に収まります。
スマホの使い方は千差万別ですが、情報収集源としてほぼスマホのみに集約される実習生にとって「無制限に使える」という安心感は大きいです。
また、通常の電話としてもアプリ(楽天Link)を使って掛けた場合、こちらも追加費用無しで無制限に通話できます。
② 事務関連の各種手数料が無料
「申込時の契約事務手数料」、「契約解除料」、「MNP転出手数料」、「SIMカード交換・再発行手数料」のいずれもが無料です。最近は他社も追随して同様に無料になりつつありますが、楽天モバイルが先行して無料に踏み切っています。
③ 契約期間の縛りが無い
上記②の「契約解除料」が無料とも関連しますが、最低契約期間というものが存在しません。好きなタイミングで解約やMNP転出が可能です。
《※ただし、契約月の利用料金は日割り計算ですが、契約解除(またはMNP転出)時の利用料金は1カ月単位の精算となり日割りにはなりません(月初に解除しても月末に解除しても1ヶ月分の料金がかかる)》
④ 実店舗で相談、契約手続き等がおこなえる
オンラインでの手続きやアフターサービスに特化している格安SIMの会社が多い中、楽天モバイルは実店舗を構えており、店舗での相談や契約手続きが行えます(ただし、三大キャリアと比較するとかなり少ない店舗数ではあります)
⑤ クレジットカードが無くても、銀行口座引落しで料金支払いが可能。
格安SIMの会社の場合、決済手段はクレジットカードのみと限定している場合がありますが、楽天モバイルは銀行口座からの引落しで料金の支払いが可能です(ただし、手数料が月額110円必要です)
⑥ 各種キャンペーンが豊富
2020年のMNOとしての事業を開始した後発の通信会社である楽天モバイルは先行する他社への競争のため、他社よりも活発に各種キャンペーンを行っています。2021年7月26日現在、新規契約時に同時にスマホを購入する際には大幅に割引してもらえる機種も複数タイプありますし、新規契約時から3カ月間はプラン料金(最大で3,278円相当)が無料になりキャンペーンを行っています(ただし、キャンペーンは予告無しの突然に終了する場合もあるので注意が必要です)


【注意すべき点】

「楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI」では注意すべき点もいくつかあります。
① 電波が弱い(特に都市圏以外の地方は注意)
docomo、au、SoftBankと同じく、自前の回線網を持つMNOになった楽天モバイルですが、現状では完全に自前での通信網をカバーできていません。自前の通信網でカバーできない地域では、自動的にパートナー回線(auの通信網を利用)に切り替わって利用できますが、パートナー回線の通信量は5GB/月に限定されます。5GB/月を使い切ってしまうと通信速度が制限(国内1Mbps)され、使い勝手がグンと落ちますので、普段使いする場所が楽天モバイルの自前の通信網をカバーしているかどうかは必ず確認しましょう。
また、楽天の通信網でカバーされている地域でも店舗などの屋内に入ると、急に電波が弱くなり、通信できない場所も少なくありませんので、これも注意が必要です。
② 楽天会員の登録が必要
楽天モバイルの契約には、楽天会員登録が必要です。登録に関してはメールアドレスがあれば無料で可能です。(楽天のクレジットカードを作る必要はありません)会員登録そのものには大した問題はありませんが、キャンペーンでのキャッシュバック等が楽天のポイント付与で行われる場合が多く、楽天のポイントは電子マネー等に交換して使用することもできますが、現金と比べると使い勝手に劣ります。


【最後に】

以上、楽天モバイルに関して長所・短所等を記してきましたが、実は私自身が昨年の10月頃から「楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI」を利用しており、実際に使ってみての感想でもあります。ちなみに本稿はアフィリエイト等の宣伝では無く、あくまで個人的な感想にもとづくオススメですし、もちろん絶対的なものではありません、また、プランの内容等に思わぬ見落とし等があることも充分想定されますので、その場合はご容赦下さいm(__)m


【申し訳ありません 本稿内容は一時保留とさせて下さい】

本稿をアップしてから、「楽天モバイル 審査 外国人」で検索したところ、下記のブログ記事がヒットしました。

外国人は在留カードの期限が1年以上ないと、楽天モバイルを契約できなかった話

上記ブログのタイトルにある通り、「在留期限は有効だったのに、期間が1年未満のために楽天モバイルの契約が不可能だった」とのこと。また同じ記事内には「Googleで同じような被害がないか検索してみましたが、同じような被害にあった人の記録はありませんでした」との記述がありますが、Twitterで「楽天モバイル 外国人」というキーワード検索をしてみたところ、

と、ここ数カ月間でもいくつかのTweetが散見されました。(期間については「1年以上」以外に「2年以上」の記述も)

 

そこで、上記ブログ(『外国人は在留カードの期限が1年以上ないと、楽天モバイルを契約できなかった話』)のタイトルとURLを記述した上で、

① 上記ブログ記事にあるように期限が1年以上無いと本当に契約できないのでしょうか?
② 在留カードの更新月であればちょうど1年の期限は確認できますが、1年以上あれば技能実習生でも契約できますか?

楽天モバイルのお客様サービスにチャット方式で尋ねたところ、

という、木で鼻をくくるような返事が返ってきました。

そこで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、更問したところ、

という回答しか得られませんでした。

反面、

「在留カード1年未満でも契約できた!」という報告事例は1件も見つかりませんでした(残念)

今後も追跡調査して、何か新しい情報が判明したら改めて報告したいと思います。

私個人は料金設定を含めて自分が使っている楽天モバイルのサービスには満足していますが、現状では外国人の方は

有効期限内であっても1年未満しか在留期限が残っていない場合は楽天モバイルの申し込みは避けた方が無難

なようです。


私たちケアネットワーク協同組合は「介護人材に育つ環境づくりのお手伝い」を合い言葉に、これからも組合員事業所様を最大限にバックアップして参ります。

 よろしくお願いします。(M