2020.11.10

日本語作文コンクール 最優秀賞!

今年の夏、「京都介護サービス協同組合」様の主催にて京都府内の介護施設で働く外国人を対象に『第1回 介護施設で働く外国人による 日本語作文コンクール』が開催され、先日その結果が発表されました。

そして最優秀賞には弊組合を通じて昨年11月に来日し、現在 京都の介護老人保健施設で実習に励むTさんの作品が見事受賞しました🎉🎉🎉

最優秀作品に輝いたTさんの作文の活字起こしした全文と原稿写真を掲載します。

ぜひ、ご一読 願います。


ライフチェンジング

自分の国の過ごしやすさから、母国を離れることを決心させたのは、子供たちに、今よりも良い生活を送らせてあげたかったからです。私は、住み慣れた国の生活を離れて、日本へ行くことを決心しました。異なる言語での生活は、私にとっては大きな挑戦です。独身の人たちにとっては、異国での生活は、素晴らしく、新しい人生のように思えるかもしれません。でも、私のような、シングルマザーにとっては、とても難しい決断でした。私は、子供たちのそばで暮らし育てるか、今よりも良い生活を送らせてあげるかを、選択しなければなりませんでした。私は、強くなければなりません。でも、寂しいと感じる時があります。私は、自分自身を励まして、いつもポジティブに考えるようにしています。私は、日本へ行くことが夢でした。現在、日本の介護施設で、介護の仕事をしています。日本の仕事や、文化は素晴らしいと思います。機会があったら、いつか子供たちと一緒に、日本で暮らしたいと願っています。私は、いつも子供たちの将来を考えています。私にとっても、再び夢を見ることができました。日本での生活は、新たな再出発を与えてくれました。私は、幸運なことに、努力を支援する施設で働いています。私にとって、介護の仕事は、楽しく充実した職業です。私の介護へのイメージは、もっと高まりました。介護とはサポートや掃除などをするだけではありません。利用者様への共感や理解、利用者様が、 何を求められているかを、感じ取ることが1番大切です。 それには、日本語でのコミュニケーションが必要です。 だから、日本語の勉強を一生懸命頑張っています。 いつまでこの生活が、続くかわかりません。人生、先のことは誰にもわかりません。私たちは、自分自身の心を、コントロールする力を持っていると思います。 ポジティブな視点から、見なければいけない事、何度も思い出す必要があります。 私は、子供達と遠くに離れて暮らしています。 遠く離れた子供達と電話で話をすることは出来ても、ハグすることはできません。 きっと子供達も、体や心がしんどいときや、難しい問題を持っている時があります。 しかし、私に心配をかけないように、いっぱい我慢していると思います。 離れて暮らしていても、私も子どもたちも強くなりたいです。 大変な時があっても、物事の明るい面を見るようにしています。 いつもそう思うようにしています。この考え方は、これからも子どもたちに、ライフチャレンジに強くなるように、教えていきたいと思っています。 これが今のところ、私が母親として、子供たちにできる一つのことです。これからは介護者として、介護技術や 、より多くの知識を学んでいきたいと思います、自分自身を向上させて、努力することで、より多くのいろんなチャンスが開かれると信じています。私の頑張っている姿を、子供達にも見てもらい、お手本にして欲しいと思います 。