2021.06.29

外国人介護技能実習生を受け入れることのメリット(その1)【動画有り】

こんにちは。 

ケアネットワーク協同組合の元木です。

(↑注:2回目のワクチン接種後38℃の熱発をしました)

 

この記事をお読みの方で「外国人材に興味はあるんだけど、まだちょっと踏み出せない…」という風に感じられている介護事業所関係者の方はいらっしゃいますか?

今回はそんなあなたにこそぜひ読んで頂きたい『外国人介護技能実習生を受け入れることのメリット(その1)』というテーマです。


【ファーストペンギンにはなりたくない?】

「外国人材に興味はあるんだけど、まだちょっと踏み出せない…」と感じる理由はなんでしょうか?

  • 言葉の壁や文化・風習の壁が高そう

  • 現場スタッフが反対する(外国人の指導なんて負担が大きい)

  • 費用的に高くなりそう

  • 経営陣を説得しづらい etc.

理由はイロイロと挙げられますが、実は

「いや、周囲を見廻してもまだ外国人材を受け入れている事業所が無くて…」

という理由ではありませんか?

外国人材を受け入れている介護事業所は確実に増え続けていますから、近い将来、気がつくと「自分たち以外の介護施設は軒並み外国人材を受け入れている」というような状況になっているかもしれません。

そんなあなたの背中を押すべく、今回は「技能実習」にスポットを当てて外国人材を受け入れることのメリットをいくつかご紹介します。


【介護に興味がある向上心の高い人材が多い】

日本では就職先として不人気とされる「介護」業界ですが、海外では高齢者(障がい者)のお世話をするという意味も含めて尊敬される傾向があります。また入国してくる実習生たちの中には「日本の自立支援介護」という考え方に感銘を受けて、自分なりの介護観を作ろうとする者もいます。日本語はたどたどしくても、実習生の介護に向ける眼差しの真剣さや真摯な態度に驚かされる日本人スタッフも多くいます。


【利用者であるお年寄りが喜ぶ】

ちょっと意外に思えるかもしれませんが、実習生たちは利用者さんからの受けがとても良いです。特に特養や老健、グループホームといった施設・居住系サービスの利用者さんは日本人スタッフとはちがう雰囲気に何か感じる部分があるようです。また、これはレアケースですが、某施設に入所していた利用者さん(現役時代は商社勤めで海外赴任経験が長かった)が流暢な英語を駆使して、フィリピン人実習生と毎日会話するようになって、見違えるように元気になったという事例もありました。


【介護現場が活性化する】

外国人技能実習生が配属された介護現場では、配属当初は戸惑いや拒絶するような雰囲気に包まれますが、しばらく時間が経つと職場間で活発にコミュニケーションが取られ、実習生を核とした一体感のような雰囲気が生まれやすいです。これは、日本語でのコミュニケーションに慣れていない実習生には、日本人の新人スタッフに対する以上に周囲の先輩スタッフが指導に知恵を絞るためで、そばで観察していると、まるで不思議な化学反応(ケミストリー)のような気さえしてきます。あと、これに派生したことなのですが、外国人実習生向けの教育マニュアルを作ったところ、日本人の新人介護職向けにも適していると気付いて、結局、外国人向けの教育マニュアルが『標準版教育マニュアル』に格上げされた職場もありました。


【最後に】

上に挙げた以外にもお伝えしたい『外国人介護技能実習生を受け入れることのメリット』はまだあるのですが、長くなるので、後日、改めて記事にしたいと思います。あと、メリットが有れば当然、デメリットもあるワケですが、それに関してもまた別の機会を持ちたいと思います。


今回のblogの解説動画です(画像をクリックしてください)

外国人介護技能実習生を受け入れることのメリット(その1):blog解説


私たちケアネットワーク協同組合は「介護人材に育つ環境づくりのお手伝い」を合い言葉に、これからも組合員事業所様を最大限にバックアップして参ります。

 よろしくお願いします。(M