2021.06.16

技能実習生への新型コロナワクチン接種と指導

こんにちは。 

ケアネットワーク協同組合の元木です。

(↑注:好きな麺類はタンメンです)

今回は『技能実習生への新型コロナワクチン接種と指導』というテーマです。


在留外国人にもワクチン接種案内 政府、総合対応策改訂

2021年6月15日付の「時事ドットコムニュース」に『在留外国人にもワクチン接種案内 政府、総合対応策改訂』という記事が載りました。記事の中身は「政府は15日、外国人材の受け入れ・共生に関する総合的対応策を改訂した。希望する在留外国人への新型コロナウイルスワクチン接種を進めるため、案内の書類の確実な送付や電話相談窓口での多言語対応の充実を盛り込んだ。」というものでした。


【政府が在留外国人のワクチン接種にようやく本腰を入れ始めた?】

上記の記事で『えっ、在留外国人は今までは接種対象じゃなかったの?』と勘違いされるかもしれませんが、新型コロナウイルスワクチン接種開始当初より厚労省は

日本国内に居住する外国人の方は、原則として接種の対象となります

とハッキリ表明しています。上記の記事は在留外国人向けの政府としてのガイドラインに新型コロナウイルスワクチン接種を進める対応を追加したというものです。


【介護技能実習生のワクチン接種状況(2021年6月16日現在)】

当組合は介護に特化した監理団体であり、組合員事業所も全て介護事業所となっています。国が定めた優先順位で《①医療従事者等→ ②高齢者→ ③基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者》と定められており、施設系の事業所に配属された実習生のほとんどは1回目の接種は終えており、なかには2回目の接種も終えたという者もいます。ただし、特養や老健に併設されていない、いわゆる独立系のデイサービスは「高齢者施設等」に分類されておらず、こうした事業所に配属された実習生は接種時期が未定という状況です。接種時期が未定の実習生も遠からず、ワクチン接種ができることは確実なのですが、『同じ法人に所属する同期の実習生の中で特養配属の実習生は接種が終わっているのにデイサービス配属の実習生は接種時期が未定』というようなケースがあり、デイサービス配属の実習生が少し不安を感じているという状況もあります。


【新型コロナウイルスワクチン接種への理解を深めるために】

新型コロナウイルスは誰もが経験したことがない未知な部分が多く、日本人にとっても不安や恐怖心を抱きがちですが、在留外国人にとっても同様かそれ以上の感情を抱いても不思議ではありません。厚労省も『外国語の新型コロナワクチンの予診票等』というホームページを通じて予診票の各国語訳の他、製造者別のコロナワクチンの説明書や接種のお知らせの各国語版を掲載しています。また、厚労省だけでなく、地方自治体が独自で新型コロナウイルス感染症対策を外国人向けに発信している場合も多く、大阪府も『外国人の方へ 新型コロナウイルス感染症のお知らせ』というページで発信しています。(厚労省ほどの多くの国の言語対応ではありませんが)


【最後に】

「新型コロナ対策の切り札」とされるワクチンですが、開発されて間もなく長期の評価もなされていないので、不安視する向きもあります。厚労省も『新型コロナワクチンの接種は、国民の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。』と明示しています。また、

接種を一方的に強制したり、仮に技能実習生が接種を拒否したとしても差別的な扱いは絶対にしてはなりません。

外国人技能実習生にも上記の各国語版の説明書があることを薦め、ワクチン接種の理解を促し、充分納得してもらったうえで接種を受けてもらうようにしましょう。


私たちケアネットワーク協同組合は「介護人材に育つ環境づくりのお手伝い」を合い言葉に、これからも組合員事業所様を最大限にバックアップして参ります。

 よろしくお願いします。(M