人材を介護現場に定着化するための課題(選ばれない事業所にならないヒント)【動画有り】
こんにちは。
ケアネットワーク協同組合の元木です。
(↑注:一日は短いですが一週間は長いですね。本日も元気に出勤です!)
本日は『人材を介護現場に定着化するための課題(選ばれない事業所にならないヒント)』というテーマです。
【外国人材は「買い手市場」から「売り手市場」へ】
私たち ケアネットワーク協同組合は、今現在「1号」と「2号」を合わせると、80名の介護技能実習生のサポートをしています。現在の技能実習生たちには原則的に『転職』という選択肢はありませんが、今後「3号」や「特定技能」への移行の際に転職(事業所を変更)を選ぶ実習生も出てくるでしょう。また特定技能では正式に転職が「可能」です(←ただし、実際の手続きには一定の時間と手間がかかります)介護職種における外国人材の活躍はまだ歴史が浅く、現在は事業所が外国人材を選ぶ「買い手市場」ですが、今後は外国人材が事業所を選ぶ「売り手市場」に移行していくものと予想されます。そうなると介護事業所は
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「選ばれる事業所(離職・転職されない)」
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「選ばれない事業所(離職・転職される)」
二分されてくるでしょう。この違いはなにかと考えた場合、「選ばれる事業所」の理由(要素)を探るよりも「選ばれない事業所」の理由(要素)を探るほうが容易だと思いますので、本稿では後者を考察してみます。
【選ばれない事業所(なぜ離職・転職されるのか)】
転職・離職されてしまう「選ばれない事業所」とはどういう事業所なのかを考えてみましょう。
まず、「外国人」に限定せず、日本人を含めた全ての人を想定して、離職・転職する理由(要素)をランダムに挙げてみます。
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給与が低い
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仕事に興味がもてない
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やりがいが無い
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承認欲求が満たされない
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職場の人間関係が悪い
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職場環境(建物・設備面)が悪い
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長時間労働(≒残業、休日出勤が多い)
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仕事量が過剰
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仕事内容が過酷
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休日が少ない(≒有給休暇が取れない、休日出勤が多い)
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経営陣・法人への不信感がある etc.
以上の理由(要素)の複数個が絡みあって離職・転職する場合もありますし、例えば「他に不満は無いけど、人間関係の悪さが耐えられないから」というような、たったひとつの理由(要素)が我慢できずに離職・転職する場合もあります。
【外国人材 特有の理由(要素)】
では、上記に加えて外国人を想定した場合、どのような理由(要素)が考えられるでしょうか?
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職場に自分と同じ出身国の職員がいない
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自分の国(文化)に理解がない職場環境
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自分の信仰(宗教)に理解がない職場環境 etc.
といったところでしょうか。
【「できるだけ具体的に言語化してみる」or「数値化してみる」】
一度、自らの事業所に関して客観的な視点で、上に挙げた理由(要素)が当てはまるか否かを振り返ってみて下さい。そして、当てはまる項目があればそれを書き出してみて見ましょう。更に、書き出した項目を「できるだけ具体的に言語化してみる」もしくは「数値化してみる」と、解消のヒントが見つかりやすくなることでしょう。
今回のblogの解説動画です(画像をクリックしてください)
人材を介護現場に定着化するための課題(選ばれない事業所にならないヒント):blog解説
私たちケアネットワーク協同組合は「介護人材に育つ環境づくりのお手伝い」を合い言葉に、これからも組合員事業所様を最大限にバックアップして参ります。
よろしくお願いします。(M)